県政報告 リーフレット 2018 to 2019 WEB

まっとうな政治・まっとうな県政
立憲民主党 The Costitutional Democratic Party of Japan

福岡県議会議員
川﨑 俊丸(かわさき としまる)〈糸島市〉

福岡県議会議員 川﨑俊丸

経験と実績 そして草の根から
 2期8年間の小川県政は「県民幸福度日本一」を掲げ、毎年、県民意識調査を行い、幸福度を評価しています。しかし内実が伴っているか問題もあります。知事は「温かみのある県政」「県民に寄り添う」と言われますが、県政は、基本的に国の施策の範囲で行われています。これからはもっと県独自の施策を充実していかなければなりません。

「下北道路」ご存知ですか?
(関門トンネル、関門橋に続く3本目のルート)
「ムダ」とされた大型公共事業が、じわり復活。

関門海峡道路は海峡横断プロジェクトとして、全国6ヵ所で構想されたものです。当時、ムダな大規模公共事業だとの批判を受けて2008年には断念されました。

第2次安倍内閣の発足を受けて、全国に先駆けて、安倍総理と麻生財務相の地元で「下北道路」(下関と北九州を結ぶ第2関門橋と道路)建設が浮上。小川知事もいち早く推進を打ち出しました。県議会も「建設促進議員連盟」を設置しましたが、私は、この事業は拙速を避け、慎重に対応すべきとの立場で「建設促進議員連盟」には参加していません。はたして今、優先すべき事業か、客観的検証が必要と考えます。

県政の優先順位は「県民福祉の向上」を第一に。

小川県政の2期8年間を見渡しても、県民福祉の向上に向け福岡県単独予算で施策を充実するものは数えるほどしかありません。子育て支援、教育、福祉と医療・介護、若年者の雇用、中小商工事業者支援など、県政が直面している課題は山積しています。

県民の皆さんは厳しい現実に直面され、将来不安を抱えながら、暮らしておられます。県民生活を守り、地域をどうやって持続させるか、誰もが安心して暮らしていける福岡県を実現することが県政の最大の課題だと考えます。そのためには県政の優先順位を根本的に見直した政策展開が必要です。私は「ムダ」や「不要不急」の大規模公共事業よりも、「県民福祉の向上」こそ優先すべきと考えます。


3期目に実現したこと。
【1】瑞梅寺ダム小水力発電所が完成。
発電・売電を開始。
県営瑞梅寺ダムの放流水を活用して発電する「糸島市瑞梅寺ダム小水力発電所」が完成し、営業運転を開始しました。これにより糸島市は電力会社となり、発電された電力は九州電力に売電、この1年間で約2,300万円の収益をあげています。糸島市ではこの収益を再生可能エネルギーの一層の推進に向けた諸施策に活用することとしています。この取り組みは、糸島市における再生可能エネルギーの推進・普及、エネルギーの地産地消をめざす大きな一歩となりました。

  • 瑞梅寺ダム小水力発電所が完成
    発電・売電を開始
  • 瑞梅寺ダム発電所竣工式であいさつ
    (2016年11月11日)

【2】「糸島地域広域連携プロジェクト」スタート。

これまで糸島地域の振興は、福岡市を含む広域地域振興策の中に含まれるとされてきました。私は、県議になった時から政令市である福岡市とひとくくりで糸島地域を位置付けることに違和感を抱き、糸島に対する県の施策の充実を訴えてきました。

2016年から、ようやく県の地域振興計画の中に糸島が単独の位置付けをされ、これまでに県と糸島市が一体となって3つのプロジェクトに取り組み、平成30年度は、耕作放棄地対策等の農業振興プロジェクトが始まりました。

九大生による学習応援「九大寺子屋」プロジェクト
(2016~2017) ※糸島市事業に引き継ぎ
糸島の未来の人材をつくる「いとしま学」プロジェクト
(2016~)
糸島の魅力を活かした「観光づくり」プロジェクト
(2016~2017) ※糸島市事業に引き継ぎ
糸島地域農業振興プロジェクト
(2018~) ※糸島農業高校、中村学園大学と連携

  • 九大寺子屋プロジェクト
    (加布里小学校)
  • 「いとしま学」パンフレット
    今年はDVDもできました

【3】糸島特別支援学校(仮称)、泊地区に開設へ。

特別支援学校の糸島市への新設が決まりました。長年、当事者・保護者の皆様から強い要望が出されていたものです。私も、県議会議員に初当選して最初の議会質問で取り上げましたが、ようやく実現することになりました。

開設場所は泊地区が予定されており、糸島市が学校用地取得に向けた準備を進めています。県教委の計画では平成37年度までに開設するとしていますが、可能な限り早く開校できるように取り組んでまいります。今後は特別支援学校の開設を契機に、糸島市におけるインクルーシブ教育(統合教育)の一層の充実が求められます。

  • 2018年4月18日西日本新聞
  • 特別支援学校のイメージ図

玄海原発問題。

玄海原発は早期に廃炉へ。「地元同意権」を福岡県と糸島市に。

2016年12月議会
「広域避難計画の実効性の確保について」

玄海原発3・4号機の再稼働に向けた原子力規制委員会の手続きが進む中で、私は2017年12月県議会の一般質問で、再稼働の可否判断の前提とされるべき「広域避難計画の実効性の確保」について小川知事に認識を質しました。

再稼働に当たっての事前同意は立地県である佐賀県と玄海町に限定されている中で、福島第一原発事故を踏まえて30キロ圏までが原子力防護措置準備する区域(UPZ)とされ、糸島市民約1,500人が暮らす地域がその範囲に入る福岡県として、玄海原発で福島第一原発の事故と同様の事故が発生した場合を想定した広域避難計画が計画通りに機能するのか、避難計画の実効性が確保されていない中で玄海原発再稼働は認めらないとの立場で質問しました。

知事の答弁について広域避難計画の実効性に対する答弁は精神論に終始していると指摘し、糸島市が昨年3月から実施している住民説明会で出されている不安や疑問の声にしっかり応えていくよう強く指摘・要望しました。

【2016年12月13日定例会 一般質問 一、玄海原発事故に対する広域避難計画の実効性の確保について】

2017年6月議会「玄海原発3・4号機再稼働について」

玄海原発3・4号機の再稼働に佐賀県知事が同意したことを受け、小川知事は「佐賀県知事の判断を尊重する」と再稼働を容認することを表明しました。この点について、「無責任に追従する姿勢は疑問。

県民の理解は得られておらず、原発の安全性に関する不安は解消されていない」と厳しく追及。小川知事は「世界で最も厳しいレベルの新規制基準に適合すると認められ安全性は確保されている」と従来の答弁を繰り返しました。

私は「玄海原発から30キロ圏に15,000人の糸島市民が暮らしている福岡県の知事として無責任だ、再稼働容認表明は撤回するべきだ」と追及しました。

【2017年6月19日定例会 一般質問 一、玄海原発再稼働に対する知事の対応について】

2017年9月議会「玄海原発3・4号機再稼働について」

玄海原発3・4号機の再稼働問題について、知事職務代理者(服部副知事)に質問。九州電力は再稼働を年明けにも行うと表明したが、「県民の皆さんの不安が払しょくされていないのに再稼働が強行されてはならない」との立場から、「福岡県は住民の皆さんの声に耳を傾けるべき」と追及。

知事職務代理者の答弁は、従来の対応を一歩も出るものではありませんでしたが、問題点を浮き彫りにしました。さらに国際基準を満たす安全性の確保、広域避難計画の実効性を独立した立場で審査する仕組みをつくること、30キロ圏の自治体に地元同意権を与えることなどを求めました。最後に、県民の理解が得られていない中では再稼働は容認できないと主張しました。

【2017年9月22日 発達障がい者支援センターの機能強化について 玄海原発3・4号機の再稼働について】

2018年2月議会「玄海原発3・4号機再稼働と『その後』について」

再稼働が迫った3月12日、「玄海原発再稼働と『その後』について」とのテーマで一般質問に立ちました。まず玄海原発の安全性について、知事が「世界で最も厳しい新規制基準」と繰り返し述べてきたことに対して、原子力規制委員会の更田(ふけた)委員長がこの表現を否定されたことを指摘し、知事の認識を厳しく問いました。

また、玄海原発と福岡県・糸島市の位置づけは、立地自治体である佐賀県・玄海町との位置づけに差がないことを確認、地元同意権をめぐる違いは九州電力との安全協定によることから、福岡県が九州電力と結んでいる「安全協定」を抜本的に見直すよう求めました。

また「原発ゼロ基本法」が立憲民主党などの野党によって国会に提出されたことを踏まえた知事の認識を質しました。知事は国会の議論を注視するとの立場を表明。福岡県における再生可能エネルギーの一層の普及と推進に取り組んでいくとの考えを明らかにさせました。

【2018年3月12日 玄海原発3・4号機再稼働と『その後』について】

質問の詳細は、福岡県議会ホームページで、「議会中継」→「録画中継」→「議員名からさがす」→「川﨑俊丸」と進むと見ることが出来ます。

枝野幸男 立憲民主党代表と

立憲民主党 The Constitutional Democratic Party of Japan

「まっとうな政治」「まっとうな県政」の実現に全力。

県議会議員として三期目の最後の一年となりました。この間のご支援、ご協力に心より厚く御礼申し上げます。3月12日付で立憲民主党に入党致しました。

地域から政治の流れを変え、「まっとうな政治」、「まっとうな県政」を実現するために全力を挙げてまいります。糸島で暮らしておられる、お一人おひとりの皆様にとって、より安心でき暮らしやすい地域としていくために、糸島市選出の県議会議員として、福岡県の発展、糸島市の発展に全力で取り組んでまいります。
変わらぬご支援ご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

福岡県議会議員
川﨑としまる

  • 2017衆院選 山内康一さん当選
    (2017/10/23)
  • 立憲民主党福岡県第3区総支部設立集会
    (2017/12/10)
  • 立憲民主党福岡県連 街頭行動
    (2018/3/25)

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