県政報告 2018年 2月号 WEB

まっとうな政治・まっとうな県政
立憲民主党 The Costitutional Democratic Party of Japan

福岡県議会議員
川﨑 俊丸(かわさき としまる)〈糸島市〉

福岡県議会 平成30年2月議会
平成30年2月定例議会開会
1兆7325億円の一般会計新年度予算案などを提案。

2月県議会定例会は2月26日開会し、小川知事から1兆7325億円の新年度当初予算など予算議案21件、補正予算案268億円のほか、条例議案31件、契約の締結7件、経費負担6件、その他の議案4件、人事案件2件が提案されました。

2月定例会は、3月5・6日代表質問、7・8・9・12日一般質問、13・14常任委員会、15日~26日予算特別委員会、3月28日閉会の日程で審議が行われます。新年度予算では昨年7月の九州北部豪雨による災害復旧費を224億円措置、被災地の復旧復興を最重点課題として、河川の改良復旧、砂防ダムの設置、道路の復旧、農地や農業用施設の復旧等の他、渓流10カ所程度に土石流の発生を感知する「ワイヤーセンサー」を設置するなどの予算が措置されています。

さらに「県民幸福度日本一の福岡県」を目標に掲げ、四つの重点政策のもとに、子どもの貧困対策、若者の自立支援、離婚やDV等に対する支援、ひとり親家庭の就職支援(看護師、介護福祉士の資格取得)の充実強化を図るとされています。教育関係では「部活指導員」を全市町村立学校(201校)と全県立高校
(94校)に配置、スクールソーシャルワーカーを全中学校区(187校区)へ配置するための市町村補助が措置されています。


玄海原発3・4号機再稼働問題を一般質問で取り上げます。

九州電力は3月23日にも玄海原子力発電所3・4号機の再稼働を行う意向を示していると言われています。私は、この間、県議会で玄海原発の安全性、広域避難計画の実効性確保、県民の理解は得られたか、等々を小川知事に質してきました。

玄海原発から30キロ圏に15000人の糸島市民が暮らしているという現実に、福岡県知事として責任と自覚を持って原発再稼働に向き合うべきとの立場から、2月議会でも一般質問に立つ予定です。
ぜひご参照ください>>原発問題登壇レポート


平成30年度当初予算のポイント ―主要施策と主要事業予算―
2018年度福岡県一般会計当初予算の構造
単位は億円。カッコ内は構成比

予算編成の考え方

九州北部豪雨災害の復旧・復興に全力で取り組むとともに、「県民幸福度日本一」を目指し、福岡県総合計画及び福岡県人口ビジョン・地方創生総合戦略に則して、以下の実現に向け、全庁を挙げて取り組む。
①地域経済の活性化と魅力ある雇用の創出
②若い世代の夢と希望をかなえる社会
③安全・安心、災害に強い福岡県
④誰もが活躍できる社会
特にスポーツを振興し、福岡県をさらに元気にする「スポーツ立県」を目指す。

地域経済の活性化と魅力ある雇用の創出

中小企業の支援
中小企業向け制度融資を充実
融資総枠6,884億円を確保
(うち新規融資枠3,285億円)
中小企業の事業承継を促進
102万1千円
中小企業の支援体制を強化
654万8千円
大川家具のブランド力を強化
474万4千円
地域商品券による地域経済の活性化を支援
4億1,787万8千円

先端成長産業の振興
北部九州自動車産業アジア先進拠点プロジェクトを推進
9,799万6千円
バイオ・メディカル産業の拠点化を推進
1,584万7千円
水素エネルギー分野への参入を強化
435万3千円
IoTを活用した製品・サービスの開発を支援
7,405万1千円
航空機産業への参入を促進
979万3千円

農林水産業の競争力強化
農林水産物の販売・消費を拡大
3億5,500万4千円
水田農業の競争力を強化
2億4,404万7千円
活力ある高収益型園芸産地を育成
14億7,052万1千円
畜産業の競争力を強化
1億3,807万1千円
県産木材・製材品の供給力を強化
8,634万4千円
水産資源づくりを推進
2,247万2千円
農業就業者の確保・育成対策を強化
3,789万7千円

本県の魅力発信と観光の振興
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の保存活用を推進
4,994万8千円
「明治150年」を契機に世界遺産等の魅力を発信
4,142万9千円
地域資源を活用した観光プロモーションを強化
4億911万7千円
外国人観光客の受入環境を整備
2,575万7千円
伝統工芸の魅力を国内外に発信
6,004万5千円
芸術文化活動を推進
3,439万2千円
福岡総領事館開設を契機としてタイ王国との交流を推進
1,683万9千円

将来の発展基盤の整備
福岡・北九州空港を整備
67億8,257万円
北九州空港の利用を促進
5億5,870万9千円

若い世代の夢と希望をかなえる社会

働き方改革の推進
企業における働き方改革を推進
1,883万2千円
学校における働き方改革を推進
1億5,447万2千円

子ども・子育て支援の充実
保育所・認定こども園等の運営を支援
210億2,072万5千円
保育の担い手を確保
9,665万2千円

就職・仕事の支援
若者サポートステーションによる就職を支援
3,739万8千円
がんの治療・介護と仕事の両立を支援
1,725万1千円

ふくおか未来人財の育成
小・中・高校における英語教育を充実
5,727万7千円
良好な教育環境を確保
93億7,781万8千円
若者自立相談窓口(仮称)を設置
1,347万3千円

子どもの貧困対策
生活困窮者の自立支援を強化
2億189万2千円
ひとり親世帯の所得向上を支援
8,281万3千円
児童生徒を取り巻く生活環境を改善
8,455万8千円

安全・安心、災害に強い福岡県

豪雨災害復旧・復興対策
被災者の住宅確保を支援
11億1,023万円
被災した道路や河川、施設等の復旧を加速化するとともに災害の再発防止対策を推進
226億9,290万5千円
土砂災害情報の市町村、住民への配信強化により、迅速な避難行動を支援
9,000万円

地域防災力の向上
緊急輸送道路等を整備
194億2,531万5千円
ため池等の安全対策を推進
49億7,510万1千円
防災情報の伝達を強化
5,107万3千円
大気環境観測体制を強化
2,197万円

徹底した治安の確保
暴力団からの危害防止と暴力団員の離脱就労支援を強化
1億707万7千円
飲酒運転撲滅対策を強化
474万6千円
性犯罪対策を強化
1,538万9千円
「ニセ電話詐欺」対策を強化
2,329万1千円

暮らしの安全・安心の確保
地域における生活交通を確保
3億4,301万円
自転車の安全利用・活用を推進
1,028万2千円
空き家対策を充実
1,906万8千円
産業廃棄物の監視指導を強化
1,016万円
荒廃森林の整備や県民参加の森林づくりを推進
14億538万6千円

誰もが活躍できる社会

女性、高齢者、障がいのある人の活躍推進
企業や地域における女性の活躍を応援
4,024万4千円
女性医師のキャリア形成を支援
429万5千円
70歳現役社会づくりを推進
1億5,816万6千円
発達障がいのある人の支援を強化
8,885万8千円
医療的ケア児者の支援を強化
314万5千円
農業における障がいのある人の雇用を支援
385万6千円

県民の健康づくりの推進
健康づくり県民運動を推進
2,915万7千円
大切な人へのメッセージカードによりがん検診受診を勧奨
786万円

医療提供体制の確保
介護医療院等への転換を支援
9億7,818万8千円
国民健康保険事業の運営を強化
[国民健康保険特別会計の設置] 5,354万8千円

スポーツ立県福岡

ラグビーワールドカップ2019の福岡開催を推進
8,148万7千円
ラグビーワールドカップ2019に向けたプロモーションを実施
4,287万6千円
キャンプ地誘致等を推進
5,587万6千円
トップアスリートの育成を強化
4,720万8千円
障がい者スポーツを推進
1,716万4千円
スポーツや運動の機会を創出
544万2千円

平成30年度に糸島市で実施予定の県の主要事業です。

九州大学学術研究都市構想推進費 / 188万1千円
石油貯蔵施設立地対策事業費 / 110万円
ねんりんスポーツ・文化祭開催事業費 / 4,137万5千円
放課後児童クラブ推進費 / 6,670万8千円
地域医療総合確保事業費 / 547万9千円
医療施設防災設備整備費補助金 / 2,605万6千円
地域医療総合確保事業費 / 1,400万1千円
中小企業福祉事業費 / 1万2千円
中高年就職支援センター事業費 / 12万6千円
浄化槽整備促進費 / 1,741万円
浄化槽整備促進費(浄化槽市町村整備推進費) / 64万円
戦略的企業立地促進事業費 / 6,527万2千円
農業農村整備事業 / 2億9,013万6千円
ため池等整備費 / 1億3,613万9千円
林道整備事業費 / 3億1,850万円
治山事業費 / 1億2,269万2千円
造林事業費 / 3,921万4千円
森林整備地域活動支援交付金 / 114万円
漁場環境保全対策費 / 502万5千円
ふくおか型アサリ増殖技術開発費 / 35万7千円
水産資源づくり推進費 / 1,002万7千円
沿岸漁場整備開発事業費 / 3億6,110万円
漁港整備事業費 / 1,764万円
漁港漂着物臨時回收・処理事業費 / 244万8千円
水産業振興対策事業費 / 3,065万1千円
沿岸地域活性化対策事業費 / 643万8千円
漁獲管理情報処理事業費 / 46万4千円
栽培漁業事業費 / 4,361万3千円
我が国周辺漁業資源調査費 / 1,199万9千円
道路防災事業費 / 7,560万円
交通安全対策費 / 2億5,830万円
道路整備事業費 / 4億5,150万円
河川改修費 / 3億1,440万円
海岸整備事業費 / 1億790万円
砂防事業費 / 1億3,875万円
砂防総合流域防災事業費 / 3,150万円
水道施設耐震化等促進費 / 3,007万8千円
道路整備事業費 / 1億330万3千円
交番・駐在所改築費 / 4,517万5千円
交通安全施設整備事業費 / 6,620万3千円
文化財保護事業助成費 / 79万6千円
電子黒板活用美証研究費 / 367万2千円
コミュニティ・スクール導入促進費 / 2万9千円
教員の働き方改革推進費 / 9万9千円
家庭教育支援チーム設置事業費 / 7万2千円
子どもの読書活動推進費 / 13万2千円
教員の働き方改革推進費 / 151万3千円
英語カ向上推進費 / 456万2千円
いじめ・不登校総合対策費 / 66万3千円
未来を切り拓く人材育成費 / 98万円
次世代の科学技術を担う人材育成費 / 13万円
専門高校生実践力向上事業費 / 11万6千円
自立と協働を学ぶ体験活動推進費 / 121万4千円
高校生キャリア教育推進費 / 1万7千円
グローバル人財育成強化費 / 21万8千円
英語教育強化費 / 25万8千円
いじめ・不登校総合対策費 / 712万1千円
児童生徒の生活環境改善費 / 163万3千円
公立学校給食運営費 / 349万円
健康教育推進費 / 7万4千円
福岡県体力向上総合推進費 / 12万6千円
教員の働き方改革推進費 / 122万6千円

県発達障がい者支援センター
県域4カ所体制に。
福岡県にはこれまで両政令市を除き、田川市と八女郡広川町の二カ所に発達障碍者支援センターが設置され、県の委託を受けた社会福祉法人によって運営されてきました。

しかし、二カ所で県域すべてをカバーしており、相談者のアクセスにも大きな課題を抱え、特に遠距離の方は日常的な利用に困難を来していました。本人や家族が直接面接を申し込んでも1ヶ月、長い時には2ヶ月以上待たされるという状態が続いていました。

これらの状況は私自身も視察で確認し、受託社会福祉法人からのヒアリングでも訴えられていたことから、議会で取り上げて改善を求めてきました。
県は平成29年度予算で新たに福岡地域と北九州地域の二カ所に発達障がい者支援センターを設置し、県内四カ所の相談・支援体制が整いました。

写真でつづる川﨑俊丸の活動
  • 糸島市成人式であいさつ
    (1/8)
  • 糸島市交通安全協会交通安全祈願祭にて
    (1/12)
  • 徳安選挙 出発式であいさつ
    (1/21)
  • 県道志摩前原線(岐志)視察にて
    (2/3)
  • 総務企画地域振興委員会視察にて
    (2/5)
  • まえばる女性ネットワーク交流会であいさつ
    (2/24)

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