まっとうな政治・まっとうな県政
福岡県議会議員 川﨑 俊丸(かわさき としまる)〈糸島市〉

1兆7325億円の一般会計新年度予算案などを提案。
2月県議会定例会は2月26日開会し、小川知事から1兆7325億円の新年度当初予算など予算議案21件、補正予算案268億円のほか、条例議案31件、契約の締結7件、経費負担6件、その他の議案4件、人事案件2件が提案されました。
2月定例会は、3月5・6日代表質問、7・8・9・12日一般質問、13・14常任委員会、15日~26日予算特別委員会、3月28日閉会の日程で審議が行われます。新年度予算では昨年7月の九州北部豪雨による災害復旧費を224億円措置、被災地の復旧復興を最重点課題として、河川の改良復旧、砂防ダムの設置、道路の復旧、農地や農業用施設の復旧等の他、渓流10カ所程度に土石流の発生を感知する「ワイヤーセンサー」を設置するなどの予算が措置されています。
さらに「県民幸福度日本一の福岡県」を目標に掲げ、四つの重点政策のもとに、子どもの貧困対策、若者の自立支援、離婚やDV等に対する支援、ひとり親家庭の就職支援(看護師、介護福祉士の資格取得)の充実強化を図るとされています。教育関係では「部活指導員」を全市町村立学校(201校)と全県立高校
(94校)に配置、スクールソーシャルワーカーを全中学校区(187校区)へ配置するための市町村補助が措置されています。
九州電力は3月23日にも玄海原子力発電所3・4号機の再稼働を行う意向を示していると言われています。私は、この間、県議会で玄海原発の安全性、広域避難計画の実効性確保、県民の理解は得られたか、等々を小川知事に質してきました。
玄海原発から30キロ圏に15000人の糸島市民が暮らしているという現実に、福岡県知事として責任と自覚を持って原発再稼働に向き合うべきとの立場から、2月議会でも一般質問に立つ予定です。
ぜひご参照ください>>原発問題登壇レポート
2018年度福岡県一般会計当初予算の構造

予算編成の考え方
九州北部豪雨災害の復旧・復興に全力で取り組むとともに、「県民幸福度日本一」を目指し、福岡県総合計画及び福岡県人口ビジョン・地方創生総合戦略に則して、以下の実現に向け、全庁を挙げて取り組む。
①地域経済の活性化と魅力ある雇用の創出
②若い世代の夢と希望をかなえる社会
③安全・安心、災害に強い福岡県
④誰もが活躍できる社会
特にスポーツを振興し、福岡県をさらに元気にする「スポーツ立県」を目指す。
地域経済の活性化と魅力ある雇用の創出
■中小企業の支援
●中小企業向け制度融資を充実
融資総枠6,884億円を確保
(うち新規融資枠3,285億円)
●中小企業の事業承継を促進
102万1千円
●中小企業の支援体制を強化
654万8千円
●大川家具のブランド力を強化
474万4千円
●地域商品券による地域経済の活性化を支援
4億1,787万8千円
■先端成長産業の振興
●北部九州自動車産業アジア先進拠点プロジェクトを推進
9,799万6千円
●バイオ・メディカル産業の拠点化を推進
1,584万7千円
●水素エネルギー分野への参入を強化
435万3千円
●IoTを活用した製品・サービスの開発を支援
7,405万1千円
●航空機産業への参入を促進
979万3千円
■農林水産業の競争力強化
●農林水産物の販売・消費を拡大
3億5,500万4千円
●水田農業の競争力を強化
2億4,404万7千円
●活力ある高収益型園芸産地を育成
14億7,052万1千円
●畜産業の競争力を強化
1億3,807万1千円
●県産木材・製材品の供給力を強化
8,634万4千円
●水産資源づくりを推進
2,247万2千円
●農業就業者の確保・育成対策を強化
3,789万7千円
■本県の魅力発信と観光の振興
●「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の保存活用を推進
4,994万8千円
●「明治150年」を契機に世界遺産等の魅力を発信
4,142万9千円
●地域資源を活用した観光プロモーションを強化
4億911万7千円
●外国人観光客の受入環境を整備
2,575万7千円
●伝統工芸の魅力を国内外に発信
6,004万5千円
●芸術文化活動を推進
3,439万2千円
●福岡総領事館開設を契機としてタイ王国との交流を推進
1,683万9千円
■将来の発展基盤の整備
●福岡・北九州空港を整備
67億8,257万円
●北九州空港の利用を促進
5億5,870万9千円
若い世代の夢と希望をかなえる社会
■働き方改革の推進
●企業における働き方改革を推進
1,883万2千円
●学校における働き方改革を推進
1億5,447万2千円
■子ども・子育て支援の充実
●保育所・認定こども園等の運営を支援
210億2,072万5千円
●保育の担い手を確保
9,665万2千円
■就職・仕事の支援
●若者サポートステーションによる就職を支援
3,739万8千円
●がんの治療・介護と仕事の両立を支援
1,725万1千円
■ふくおか未来人財の育成
●小・中・高校における英語教育を充実
5,727万7千円
●良好な教育環境を確保
93億7,781万8千円
●若者自立相談窓口(仮称)を設置
1,347万3千円
■子どもの貧困対策
●生活困窮者の自立支援を強化
2億189万2千円
●ひとり親世帯の所得向上を支援
8,281万3千円
●児童生徒を取り巻く生活環境を改善
8,455万8千円
安全・安心、災害に強い福岡県
■豪雨災害復旧・復興対策
●被災者の住宅確保を支援
11億1,023万円
●被災した道路や河川、施設等の復旧を加速化するとともに災害の再発防止対策を推進
226億9,290万5千円
●土砂災害情報の市町村、住民への配信強化により、迅速な避難行動を支援
9,000万円
■地域防災力の向上
●緊急輸送道路等を整備
194億2,531万5千円
●ため池等の安全対策を推進
49億7,510万1千円
●防災情報の伝達を強化
5,107万3千円
●大気環境観測体制を強化
2,197万円
■徹底した治安の確保
●暴力団からの危害防止と暴力団員の離脱就労支援を強化
1億707万7千円
●飲酒運転撲滅対策を強化
474万6千円
●性犯罪対策を強化
1,538万9千円
●「ニセ電話詐欺」対策を強化
2,329万1千円
■暮らしの安全・安心の確保
●地域における生活交通を確保
3億4,301万円
●自転車の安全利用・活用を推進
1,028万2千円
●空き家対策を充実
1,906万8千円
●産業廃棄物の監視指導を強化
1,016万円
●荒廃森林の整備や県民参加の森林づくりを推進
14億538万6千円
誰もが活躍できる社会
■女性、高齢者、障がいのある人の活躍推進
●企業や地域における女性の活躍を応援
4,024万4千円
●女性医師のキャリア形成を支援
429万5千円
●70歳現役社会づくりを推進
1億5,816万6千円
●発達障がいのある人の支援を強化
8,885万8千円
●医療的ケア児者の支援を強化
314万5千円
●農業における障がいのある人の雇用を支援
385万6千円
■県民の健康づくりの推進
●健康づくり県民運動を推進
2,915万7千円
●大切な人へのメッセージカードによりがん検診受診を勧奨
786万円
■医療提供体制の確保
●介護医療院等への転換を支援
9億7,818万8千円
●国民健康保険事業の運営を強化
[国民健康保険特別会計の設置]
5,354万8千円
スポーツ立県福岡
●ラグビーワールドカップ2019の福岡開催を推進
8,148万7千円
●ラグビーワールドカップ2019に向けたプロモーションを実施
4,287万6千円
●キャンプ地誘致等を推進
5,587万6千円
●トップアスリートの育成を強化
4,720万8千円
●障がい者スポーツを推進
1,716万4千円
●スポーツや運動の機会を創出
544万2千円
平成30年度に糸島市で実施予定の県の主要事業です。
九州大学学術研究都市構想推進費 / 188万1千円
石油貯蔵施設立地対策事業費 / 110万円
ねんりんスポーツ・文化祭開催事業費 / 4,137万5千円
放課後児童クラブ推進費 / 6,670万8千円
地域医療総合確保事業費 / 547万9千円
医療施設防災設備整備費補助金 / 2,605万6千円
地域医療総合確保事業費 / 1,400万1千円
中小企業福祉事業費 / 1万2千円
中高年就職支援センター事業費 / 12万6千円
浄化槽整備促進費 / 1,741万円
浄化槽整備促進費(浄化槽市町村整備推進費) / 64万円
戦略的企業立地促進事業費 / 6,527万2千円
農業農村整備事業 / 2億9,013万6千円
ため池等整備費 / 1億3,613万9千円
林道整備事業費 / 3億1,850万円
治山事業費 / 1億2,269万2千円
造林事業費 / 3,921万4千円
森林整備地域活動支援交付金 / 114万円
漁場環境保全対策費 / 502万5千円
ふくおか型アサリ増殖技術開発費 / 35万7千円
水産資源づくり推進費 / 1,002万7千円
沿岸漁場整備開発事業費 / 3億6,110万円
漁港整備事業費 / 1,764万円
漁港漂着物臨時回收・処理事業費 / 244万8千円
水産業振興対策事業費 / 3,065万1千円
沿岸地域活性化対策事業費 / 643万8千円
漁獲管理情報処理事業費 / 46万4千円
栽培漁業事業費 / 4,361万3千円
我が国周辺漁業資源調査費 / 1,199万9千円
道路防災事業費 / 7,560万円
交通安全対策費 / 2億5,830万円
道路整備事業費 / 4億5,150万円
河川改修費 / 3億1,440万円
海岸整備事業費 / 1億790万円
砂防事業費 / 1億3,875万円
砂防総合流域防災事業費 / 3,150万円
水道施設耐震化等促進費 / 3,007万8千円
道路整備事業費 / 1億330万3千円
交番・駐在所改築費 / 4,517万5千円
交通安全施設整備事業費 / 6,620万3千円
文化財保護事業助成費 / 79万6千円
電子黒板活用美証研究費 / 367万2千円
コミュニティ・スクール導入促進費 / 2万9千円
教員の働き方改革推進費 / 9万9千円
家庭教育支援チーム設置事業費 / 7万2千円
子どもの読書活動推進費 / 13万2千円
教員の働き方改革推進費 / 151万3千円
英語カ向上推進費 / 456万2千円
いじめ・不登校総合対策費 / 66万3千円
未来を切り拓く人材育成費 / 98万円
次世代の科学技術を担う人材育成費 / 13万円
専門高校生実践力向上事業費 / 11万6千円
自立と協働を学ぶ体験活動推進費 / 121万4千円
高校生キャリア教育推進費 / 1万7千円
グローバル人財育成強化費 / 21万8千円
英語教育強化費 / 25万8千円
いじめ・不登校総合対策費 / 712万1千円
児童生徒の生活環境改善費 / 163万3千円
公立学校給食運営費 / 349万円
健康教育推進費 / 7万4千円
福岡県体力向上総合推進費 / 12万6千円
教員の働き方改革推進費 / 122万6千円
県域4カ所体制に。
しかし、二カ所で県域すべてをカバーしており、相談者のアクセスにも大きな課題を抱え、特に遠距離の方は日常的な利用に困難を来していました。本人や家族が直接面接を申し込んでも1ヶ月、長い時には2ヶ月以上待たされるという状態が続いていました。
これらの状況は私自身も視察で確認し、受託社会福祉法人からのヒアリングでも訴えられていたことから、議会で取り上げて改善を求めてきました。
県は平成29年度予算で新たに福岡地域と北九州地域の二カ所に発達障がい者支援センターを設置し、県内四カ所の相談・支援体制が整いました。